大学生活をスタートしているみなさん、みなさんは今自由なのです。
自由だから、今ここで考えるということももう一度あらためてスタートしてみてください。
いろいろな考え方を持てば、いろいろなシーンでそれを有効的に活用できます。

どのようなものごとの考えが出来るか

例えば、大学生活において、頻繁に合コンのシーンが登場して来ると思います。
合コンなんて、出会いが恵まれない人たちがチープな手段で出会いのチャンスを見付けているだけと言うのなら、考えはとても一面的であり、その人は合コンを軽蔑して一度も合コンに出る機会を得ず、友だち関係も段々と失って行くことになるかもしれません。

合コンこそが現代社会に、出会いのチャンスとして必要。
もしも合コンがなければ、いろいろな人たちの考えに耳を傾けることが出来ない、いろいろな情報を収集するためにも合コンは、とてもいい機会だと考えれば、多少合コンへ向かおうと言う気分にもなって来るはずです。

しかし、こちらの考えが正しい訳でもありません。
確かに、安易にそこには出会いの場所が作られているだけなのかもしれません。

もちろん結論を出すのもあなたです。
いろいろな考えがあり、最後には相乗的考えを持ち、結論にいたれば、後から後悔することもありませんし、それが自分の考えによる結論なのです。
考える要素は多ければ多い程いいです。

いろいろな隠喩・直喩・例え・関連づけ・イメージ

夜空の月を見付けてください。
私達はほとんどの場合、月を月として見ている訳ではありません。
どのような人たちでも、月にいろいろな隠喩・直喩・例え・関連づけ・イメージを当てはめているのです。

ある人は、月を見て、あれは懐かしい故郷と言います。
おそらく故郷ではこのような月がいつもみえていたのではないでしょうか。

しかし、懐かしい故郷といい、それ以上のことを考えない人たちは、ここで発想は途切れてしまうのです。
現代社会に生きる人たちの考える能力とは、いろいろな隠喩・直喩・例え・関連づけ・イメージを持ったものの勝ちです。

月に対してどの程度の隠喩・直喩・例え・関連づけ・イメージを持つことが出来るかが勝負です。
月=懐かしい故郷、ニキビ面のお兄さん、餅つき、兎、生理、カニ、不吉な予感、秋、初恋……。
優秀な作詞家になれとは言いませんが、有能な作詞家は、月に対しての一面的な見方ではなく、月と書き、そこに例えば初恋をイメージしてライティングします。

歌詞は、月と初恋の間に距離を持ち、奥行きを広げることになります。
たやすい作詞家は、それが出来ず、ただ一面的に月のことしか語られていないため、薄っぺらい言葉にしかならないのです。

月と初恋の距離 そして相乗効果

月と初恋の間に距離を持ち奥行きと言うものが考えにも生まれます。
そして、月と初恋という相互の言葉によって相乗的考えが生まれ、それが薄っぺらくないあなたの考えとして育つことになります。